アレルギー科・花粉症(舌下免疫療法)
アレルギー科・花粉症(舌下免疫療法)
アレルギー科は花粉症や気管支喘息、アトピー性皮膚炎、食物アレルギーなどに代表されるアレルギー疾患を専門的にみる診療科です。
人体には体の成分と違うものが体内に入ってくると、これを異物と捉えて取り除こうとする免疫機能があります。アレルギーはこの際に生じる免疫の過剰反応といえます。
例えば、くしゃみは体内に入った異物を取り除くための行為ですが、免疫機能が過剰反応してしまうと、くしゃみが止まらなくなったり、くしゃみだけでなくかゆみも生じたりすることもあります。何をアレルギーに持つかは、遺伝的な要素から後天的な要素まで様々で、種類も無数にあります。
当院では赤ちゃんからご年配の方まで、アレルギーに関する症状やお悩みに関して幅広く診療いたします。お気軽にご相談ください。
くしゃみ、鼻水、鼻づまり、鼻や口の渇き、目のかゆみが代表的な症状です。
お子様の場合、鼻の穴がまだ小さいこともあって、鼻づまりの症状が強くでることがあります。
鼻づまりは見た目では分かりづらいのですが、鼻がつまっているので、口呼吸をしていたら要注意です。口呼吸には様々な弊害があります。
また、喘息・アトピー疾患にならび、現在の統計では花粉症の人口は1000万人以上となっており、今や国民病と言われるほどポピュラーな疾患となっています。
原因は食生活や住環境の変化により、アレルギー体質の人が増加していることや、大気汚染などさまざまな要因が考えられています。そして春先に大量に飛散するスギの花粉が原因であるものが多いですが、ヒノキ科、ブタクサ、マツ、イネ科、ヨモギなども主な原因となります。
当院ではスギ花粉症の舌下免疫療法を行っております。舌下免疫療法は花粉が飛んでいない時期(6月から11月)に開始するのがよいと言われています。毎年ひどい花粉症でお悩みの方はご相談ください。
舌下免疫療法は減感作療法とも呼ばれ、アレルギーの原因であるスギのエキスを少量から投与することで、アレルギーの物質に慣らして症状を和らげる治療法です。最も根本的にアレルギーを治す治療法と言われています。
舌下免疫療法のご相談と治療は土曜日には行っておりません。
初回は平日の外来にお越しくださいますよう、よろしくお願いいたします。
舌下上の副作用がなく維持料に達してからは、土曜日受診は可能です。
予めご了承ください。
現在、鳥居薬品の舌下免疫療法のシダキュア(スギ)の初回投与用の内服薬が出荷調整中のため、新規開始を一時中断しております。出荷調整が解除されましたら、再開予定です。